305 肉まん

コンビニに立ち寄り、ガラスケースに入ったホカホカ肉まんを見て
ふと思いを巡らせていました…

生まれ育った環境や年代にもよると思うが、
自分の小遣いで買い食いをするようになったのは小学校時代だと思う。
当時、親からは毎日30円もらっていて
ある日学校から帰り「お母さん30円ちょうだい」と言うと
「30円乞食が来た」と笑いながら言われたことは
絶対に忘れない思い出にもなっています。

冬場は暗くなるのも早く、お菓子屋の店頭には
例のホカホカガラスケースが置いてあります。
置いてあると言うか、道路に突きだして置いてあります。
もちろん閉店すると店の奥にしまう形になると思いますが…
この道路に置いてある事が重要で
薄暗い店頭に、ひときわ輝くガラスケース
「肉まん1つ下さい」と言うと、お店の人がガラスケースの扉を開け
中からホカホカを1つ出してくれます。

出す行為は、ガラスケースの扉自体も熱くなっているし
勝手に触らせてくれない雰囲気もありましたから
お店の人にゆだねるしかなかったのです。
今となっては衛生面もあったのだろうと理解できるようにもなりましたが…

お店からの帰り道は薄暗かったからだとも思いますが
肉まんの中身は、クチャクチャ状態で餃子の中身よりも粘度が高く、中身の原材料は
認識できないほどペースト状になっていました。
あれが本当に肉なのか当時は全然考えもしませんでしたが
寒空にはあったかくて美味しい食べ物だと思いました。

それから電子レンジが家庭に普及するようになって
肉まん・あんまんが袋に入って販売されるようになりました。
この時代に入っても肉まんの具材って何も変化ないと思います。
よく見たら肉らしい物が入っていることが確認できますって感じです

それから少し時代が流れ、カレーまんなる物も販売されていました。
お菓子屋さんがコンビニに変わり、コンビニがどんどんと増えると
肉まん・あんまんだけの時代から、変わったホカホカ饅頭とでも言うのでしょうか?
色々と販売されるようになりました。
ピザまんにチョコレートまん、じゃがバターまん、照り焼きまん…
もうほとんど無国籍料理になっています。
このあたりは日本人的発想だと思うし、
美味しければなんでもいいやって感じです。

例の肉まんも何が入っているのかわからなかった時代から
肉の状態がどんどんと大きくなり、ミンチから極太ミンチ、
豚角煮からチャーシューを何枚も重ねて入れて、肉と白いパンって感じになってきました。

しかし子供でも買えた何十円の時代から
肉が大きくなったとは言え、1つ何百円とする物も登場し
ほとんど食事に近い物も現れる現代。

コンビニの普及や商品開発と時代の流れを感じます。
昔ながらの中身が練られている肉まんもありますが
肉だらけの肉まんも食べてみてください。
時代の進化を感じられます。

寒空の中、あったかい肉まんをかじりながら
帰るのが一番美味しかったと思うのは思い出かな
こんな食べ物に進化を感じているのは私だけ?







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