294 味見

二回目のコラムかと思いますが、食べ物を粗末にしないでほしいなぁと腹立たしくも
最後まで番組を見ている自分が情けない(笑)
芸能人数人を集めて「さば味噌煮」を作って下さいと言い作らせるのです。
それで、できあがった物を審査員が食べたりするのですが、見た感じで、もうだめ
それを食べさせたらかわいそうだろうと思っていても、番組的には食べているのです

さば味噌煮を食べたことがありますかと聞けば、ほとんどがあると答えると思いますよ
ではなぜ、作れないのでしょうか?
こんな感じに作ればよかったのにと、答えみたいなさば味噌煮が出てくると
美味しそうと言っているのです。調理をはじめる前にでもその最終形が思い浮かばないと
できないのではないかとも思います。

味見をしてはいけないとのルールがあるとは思えないのですが、「なぜ味見を一度も
しないのでしょう」と不思議で仕方がないのです。
私がもし「さば味噌煮」を知らないとしても、それなりに美味しい物には仕上げてしまうと
思うのです。
まぁ、料理を長いこと作っていれば、なんとかなるって気持ちもありますけどね。

まずは見栄えなんてどうでもいいのです。
所詮は素人が作るのですからうまくできなくてもいいのです。
ただ、捨てなくてはいけない様な物を作るなとは言いたいのです。

こんな番組もありましたが、料理人が家庭に出向いて料理を伝授する番組です。
プロの厨房と家庭の台所では使い勝手も違いますし、ましてや作業効率なんて
言い出せば洒落にもなりません。
ただ、この部分は見習って欲しいと思うのですが、料理人は味見の頻度が非常に
多いのです。

まず、調味料である醤油などでも味見をしています。つまり醤油などでもピンから
キリまであるのです。その醤油の香りや、塩加減などの特徴を掴みながら使うのです
奥さんには料理ができあがる時にしか味見をさせていませんが、それは奥さんが
買ってきた調味料なので、味は当然知っているのてしょうと思って味見はさせないのです

まさか料理人が料理を作って「塩辛い」のはなぜ?醤油を入れすぎたのか
いつも使っている醤油と違うからなぁと言い訳もできないのです。現場で素材を
確かめるのはプロとして当たり前のことなんです。
よくよく番組を見ていて下さい。塩すらなめています。酢でも、酒でも味醂でも・・

料理が上達する近道は「味見」しかないと思っていますし、薄味から作り上げていく
ことだと思います。後から味を濃くすることは簡単なんですから・・







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