277 松坂牛5000万円

平成14年度、松坂牛の品評会で史上最高値が更新されました
このニュースを見て色々なことを感じていました。
少し関連情報を整理してみると、松阪牛と呼ばれるためには生産地が厳密に
されました。
今までは出荷組合員だと松坂牛と名乗れていましたが、ここからここまでの間で生育
しないと松坂牛と認定されないとのことです。一部の生産者は牛舎をも引っ越しする
ことになったそうです。

それと一応「牛」の中では松坂牛はトップブランドですから、高値を出す環境でも
あったのです。このことは少し前の「新潟魚沼産こしひかり」だけが異様に高価格を
だす現象とよく似ているのです
牛肉詐称事件による不信感から、銘柄牛の管理体制に対しての価値が認知されてきた
ことを示していると思います。

まぁ、こんなことを書いているとニュース番組みたいになってしまいますから、
私流に調理してみたいと思います。

まず、この5000万円の価格がつけられた牛のことですが、多少の計算方法を
用いて頭に描いてみたいと思います。
5000万円で買ったのですが、これに消費税がつくのかどうかはわかりません(笑)
体重が(牛さんが歩いている状態です)600キロあったとしましょう
ここから頭や皮・内臓などを取り除きます。すると重量が3割減ったとして420キロ
になってしまいます。
テレビでは、この牛で牛丼を作ったら一杯いくらくらいになるかと計算していたみたいで
すが、一杯が1万円超えますなどと乱暴な計算をしていました。
内臓なども牛丼にするのかと笑えましたが・・・・

ここで注意してほしいのですが、購入価格は5000万円のままなんです
しかし、更に骨などを取らなくてはいけませんから、正味肉の部分はと言えば
更に重量が減ってしまうのです。
つまり、どんどんと重量は軽くなってしまうのに価格は一緒。。このことを専門用語で
言うと「歩留まり計算」となるのですが、1キロ単価はどんどんと上がるのですね
厳密に見ていけば、更に「加工賃」も発生しますし・・

ここから今度は指数計算をしていくのですが、頭から尻尾まで全部1キロ当たりの
単価が同じと言うわけにはいきませんよね。つまりヒレ肉とバラ肉が同じ単価なら
誰でもヒレ肉が欲しくなるでしょう。
それで分数計算みたいに分母に5000万円を入れて、分子の部分にヒレが1000万円
とかバラ肉が500万円とかとして、合計で5000万円にしていくのです
だから牛丼一杯が1万円どころではすまなくなると思うし、ヒレステーキなどにして
食べようかと思えば、計算上では1人前100万円でも赤字になるくらいになるのではと
思います。

家が一軒、二軒と買える金額ですから、もう半端な話ではないです。
さすがに私も5000万円の牛なんだから、ヒレステーキは現実として1枚10万円
ですと言われても仕方がないと思いますが、食べる気にはなれないですよ
第一、そんなに裕福でもないし、、、(笑)
でも、ホルモンなどの内臓とか、すね肉などの部位は興味ありますね
このあたりの部位なら高いと言っても、そんなに高く価格を設定できるはずもないです
から、結構安く手にはいるのではと思いました

すね肉などが一般の牛のもも肉以上になるとは思いませんが、すね肉でさえ
一般の牛以上の味が出る可能性はあると思っています。
このあたりがポイントなんですが、年末売り出しようにと各スーパーが上質和牛を
仕入れる可能性が通常月よりも高くなります。しかし、人気部位はロース関係やもも肉
などでしょう。つまり、バラ肉などは人気部位に比べて、そんなに売れないので
12月上旬か中旬から販売する可能性が高くなるのです。
年明けに販売って言う手もありますが、、

「切り落とし」とか「小間切れ肉」などでも脂の色に注意していてください
脂は白いのですが、その中でも「真っ白」だなぁと思うような物があれば上質の肉
でしょう。よく「さし」がと聞きますが、肉のうまさって脂の部分に現れます
これを食べると言っているのではなく、「素材」として利用するにはいい話だと
思うのです。めちゃ美味しいだろうなぁ







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