246 先手

将棋が大好きで段を持っている友達がいるのですが、出会った頃に聞いた話が
あるのですが、何手先まで読めるのでしょうかと聞きました。
将棋を知らない人は、同じ様な質問ばかりするなぁと愚痴をこぼしていました。
将棋には定石があり、ひとりでやっていれば終わりまで全部見られる事はありますが、
相手がいることなのでなかなかうまくいくことでもないでしょうと言われます。

料理の世界に話しを戻すと、ある居酒屋さんでしょうか
お客さんの来る時間もバラバラです。もちろんメニューが豊富な点も特徴ですから、
まずはビールと言いますが、次から次へと色々なメニューを注文します。
同じ料理を作らなければいけないのですが、今1つ作り終えようとしている時に、
再度同じ物を2人前注文されます。更に違う料理も注文されますが、
先に注文を出した人から料理を出さなくてはいけません。
後から入ってきたお客さんの分を先に注文した人のを全部作り終えてから出すと
言ったこともできないことだと思います。
来店時間が違うのに、料理を待ったと思うことなく出していくことは、
ある意味すごいことだと思います。

この様に色々な注文を覚えることも大変ですが、次々とこなしていくコツみたいなことが
あるのかと聞いたことがありますが、その方の話されることはこうです。
最初のお客さんの注文を全部頭の中で描いて、作業段取りを考えます。
それですぐに出せる物から出していきます。その途中に来店されたお客さんの注文が
入ると、頭の中で追加注文分を加えて、再度段取りを組み替えます。
つまり、先に入ったお客さんにも、後で入ってきたお客さんにも同じ速度で料理を
提供できる方法を考えている様です。
プロの技と言うか、段取りの組み直し等ができないと次々と入ってくる注文が
さばききれないのだと聞きました。

家で7時の晩ご飯までに1時間あるとすると、料理は何を作って、時間配分は
段取りはと、ほとんど狂いもなくできあがる環境はいいなぁと思います。
憶測で物を言ってはいけないと思いますが、料理がへたで時間がかかる人の方が
台所に長く立っている割には品数が少ないです。
嫌なら早く作ればいいのにと思うのですが、、、
一方、この段取りがうまく頭に描ける人は10分程度では何々の料理が出来てとか、
この料理とこの料理を同時進行ですすめたりとかがうまくできるので、
時間の割には品数が多く、台所に立っている時間が短いのかと思います。
食事はどうしてもしなくてはいけないことですから、
頭に最終形が描ければ早くできるのにと思います。







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