230 腰痛だぁ

体験を通して色々な職業を知ることは大切な事だと思います。
援農や農家さんが体験学習として、畑やたんぼをやらせてくれる場所があります。
私も色々な農作業を体験させてもらいましたが、田植えで少し考える様な話がありました。

きれいに水を張ったたんぼの前で、農家さんから植え方を指導してもらい、
みんなで並んで田植えをします。
大人は結構まじめにやっているのですが、まじめにやりすぎるのか、
体力がないのかはわかりませんが、たんぼの真ん中まで行くうちに腰が痛いと
とんとん叩くポーズを取ります。
どうも自分が植えた列が気になって、後ろばかりを振り向いて、
まっすぐであればニコニコしています。

子供たちは案の定泥まみれになって、植えているんだか、遊んでいるんだから
わからない状態になっています。
たまに大きい子どもの場合だと、親御さんが大きな声を張り上げて、
叱っていると言うか、やらせているんでしょうね。
小さなたんぼに何十人と入っているのですから、もう騒がしい騒がしいの光景です。

指導してくれている農家さんは黙々と植え続けていますが、向こうまで
行ってしまったときには大人でさえ半分も行かないくらいです。
まだ1列だと言うのに根を上げている状態でしょう。
子供たちにもちゃんと教えてくれる農家さんには頭が下がる思いです。

お昼からは、みんなで食事会をしたのですが、この様な話がありました。
「今日何十人で植えた事は機械でやれば30分もかからず済むと思います。
昔は朝から晩までかかって、この作業が何日も続いた事でしょう。
体が痛い痛いと言ってもやらざるを得なかったのです。
子供たちに感想を聞けばおもしろかったと言われます。それもいいことだと思います。
もちろん、田に親しんでもらえればとも思いますし、お米はこの様にして
植えることくらいは覚えて欲しいとも思いました。
しかし、大人の人には違います。作物を作り上げると言う意味が
どれほど手間がかかるのかとか、重労働なのだと言うことを知って欲しいと思います。
私の思っている事は、食べ物とは多くの人の努力で作られると思うし、
皆様の口まで運ばれる物だと思います。食べ物を大切に考えること。
感謝して食べる事を親御さんが子ども達に伝えていって欲しいと思います。
今日の成果では1家族も養えないと思います(笑)」

口では大変だと言うが、体験してみて実感することも多いと思う。「大変だろうなぁ」と
「もう2度とやれないと思う」では気持ちが全然違いますからね。

*田植えの話ですが、名古屋のリンク先「森岡果樹園」さんで、子供たちの田植え話が
ありました。
こちらの話もおもしろいと思います。おもしろいと言っては失礼かなぁ。
心温まる話です。
ぜひ、遊びに行ってみて下さい。








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