228 言葉の問題かなぁ

*聞いた話ほど曖昧なことはありませんが、ソムリエの試験は味の表現力も
試されるそうです。
テレビ番組でも、食べ物の番組では自分が味わって、
感想を伝えなくては番組にもならないことでしょう。
人が美味しそうに、もくもぐと食べているのを見続ける事もないでしょうからね。

今度は私たちが何かを食べたときには、レポーターを意識しているのか、
「テレビの様にうまく表現できないなぁ」と言われる方がいらっしゃいます。
私なら、そんな環境はありませんから、目の前に人がいるのであれば、
「どうぞどうぞ、美味しいですよ」と奨めていると思います。
もちろん過去の話になり、目の前にないのであれば「あれは美味しかったから、
今度食べようね」と何も根拠のない約束もしていることでしょう(笑)

味を人に伝える時に、考えることって本当に言葉なのでしょうか?
私は「体験」の方が問題であって、それを思い出せるのかがポイントだと思います。
お母さんの味やどこかで食べさせてもらった味・感情で表現するのであれば、
生まれ育った場所、自然、情景なども候補に入ると思います。

自然や情景が候補に入るとは少しキザな表現かと思いますが、
先ほどのソムリエ話では、「高原を流れる風」とか「夜露に濡れた花々」等、
歯が浮くような話でも美味しさや味の感覚が伝わってきそうで不思議な
気持ちになれます。
話を受け取る人が同じ気持ちを味わえるのであれば納得がいくことだと思います。
私は古い人間だと自分では言いたくありませんが、理解できる言葉だと思います。
それは同じ様な体験をしてきたからだと思います。
ある種、憧れみたいなものもあるのかなと思うから、、

我が子の事を考えると、また違った表現をするんだろうなぁと思います。
生まれ育った環境から人工物が多く、自然にふれ合う環境ではないと
思っているからです。
これは私の思いですが、彼等、彼女らの体験を通して、
自分を表現できるような感覚や言葉を見つけて欲しいと思いました。
そう、私が以前知り得た「センス・オブ・ワンダー」の様に・・








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