223 原卵(げんらん)

卵を取るために鶏を飼う方法は色々とありますが、鶏が庭先を走り回る様な
感覚の「平飼」やアパートの様に並んだ金網の中で飼われる「ゲージ飼」等もあります。

たまに生産直売みたいな看板を目にし、鶏が元気よく走り回っている光景を見る
機会があります。この様な場所で買った卵は、産み立てを販売している様で、
見た目からも「新鮮感」があります。現実にそうかもしれないし、、
無選別・無洗浄卵ですから、卵自体には何も負荷がかかっていませんから、
原理的にも長く持つことは当然で、卵の事を考えるのであればいいことだと思います。

この部分がメリットだとするのであれば、デメリットとして「細菌」の問題があげられます。
殻と言う物は異物や細菌の進入を防ぐためにあり、中はどうもなりませんが、
問題なのは殻の外側にあると思います。卵を産む場所も決まっているし、
いつも清潔にしているからと言われると、目に見えない細菌の話は難しい問題だと
思います。たまに糞が付いている卵もありますからね。。

卵を利用する人が正しい知識を持って扱えば問題はないと思いますが、
段々と販売方法として問題にもなりつつあります。ある人が「お腹を壊した」で、
原因は何かと追求していたら、無洗浄卵に行き当たったりすると、
保健所等の行政指導が入ったりします。
最悪の事態なら訴訟や補償の問題にも発展しかねません。

今の鶏卵販売の仕組みを考えると、原卵を温水洗浄してブラッシングします。
割れ等は検卵機(下から光を当てて、ヒビ等を目で発見する)にかけて、
紫外線を放射します。
表面の菌がほとんどいなくなるかわりに、卵自身も相当なダメージを受けていることも
事実です。
どれくらい鮮度を保てるのかと考えると、やっぱり無洗浄卵の方が長いと思います。
それに無菌状態にするので、新たな菌にやられてしまう危険性もあるかと思います。

無洗浄卵は菌が付いている恐れがあるので、昔ながらの紙袋などに入れて、
野菜室(ファンが回っていなくて、冷やせる場所)みたいな場所に収納するのが
一番だと思います。
冷蔵庫には卵ポケットがありますが、冷気を循環させているのが冷蔵庫であって、
菌が付着している卵をその様な場所に置けば菌をまき散らしているみたいな事です。
洗浄卵にしても冷蔵庫内の異臭や菌を循環させている場所に無菌卵を入れれば
菌が付くのは当たり前の事かと思います。

体調がよく、元気な我々なら、保管方法を少し工夫すれば何も問題なく
食べられると思うし、そんなに神経質に考える必要もないでしょう
でも、体調の悪いときに悪い人が食べると病気の要因になることも
あるのかもしれません。

私に言わせれば、どの様な保管方法や扱いを行ったのかと聞きたくもなりますが、
原卵で販売できる制度すら禁止されてしまったら悲しい事だと思います。
お腹が痛くなった方には申し訳ありませんが、もう少しちゃんと勉強もして
欲しいなぁと思います。
なんでもかんでも事故が起きた場合には禁止措置を取ることが多いと思いますが、
もっと正しい知識を身につけ選択できることにしてもらってもいいのではないかと
思います。

原卵で販売している場所はなくならないと思いますが、
時代の流れとしてなくなる方向にはあると思います。
仕方がないので自分で鶏でも飼おうかなぁ








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