205 逆引き日本パート2

1周年記念で掲載した「逆引き日本」について、このコラムと外国の方が実際に
日本にいらっしゃった時に感じたことなどを教えていただきました。
インタビュー形式になっているそうですが、
更に私なりに感想も書かせてもらおうと思っています。
下記は原文のまま掲載いたしました。私の感想は【 括弧 】でくくっています。

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食のコラム#192 「逆引き日本」
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折角アメリカに住んでいることだし、実際うちの会社に勤めるアメリカ人で
日本出張経験が1週間だけある奴に、拙い英語で直撃インタビューしながら馬さんの
コラムを読み直してみようと思います。(---内がインタビュー)

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■何を目的で日本に行きたいか■
1人(例えば出張の合間の時間など)で行くときと、
家族で行く場合でその内容が違うそうで、
(1人の時)東京など日本の大都市を見学したい。秋葉原で買い物したい。
*こやつはパソコン好きです。
(家族と一緒)京都やきれいな場所名所を観光したい。
*この答えは1週間程度の旅程での話。長期滞在したいかという問いには
「わからない」と回答。
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日本人が休暇をとって海外に出かけるとしても、現状の労働雇用環境では
1週間から10日間ぐらいが限度ではないかと思います。
この日程では大したことは出来ませんよね。
おいらが思う所では、日本人の「お土産好き」はこんな環境に生活していることに
起因しているのではないかなぁ。
短時間でより多くの(思い出)を作ろうとする結果、
「お土産の買い込み作戦」となったのではと思うんです。
日本でも比較的フリーに仕事をなされている方などは、多分余裕のある海外旅行を
お楽しみになるのでしょう。
ちなみにリタイヤされた方を除く働くアメリカ人は、日本人ほど休暇が有りません。
国民の休日は日本14日に対してアメリカ8日、さらに日本にはゴールデンウィーク・
夏休みが会社の休みとして追加されますが、アメリカでは国民の休日以外は、
有給休暇をとらなくてはなりません。
(国民の休日・会社が規定する休みは働く業界業種で多少変わります)

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【最近はうれしい話もあるのかと思いますが、日本でブランド品等が
アウトレットモールの様な場所で販売されるようになりました。
この事が意味するのは以前のように海外にまで出かけていきブランド品を
買うような意味も薄れてきたことかと思います。
私の想い出なら新婚旅行でお酒は1人3本までと制限がありました。
制限があるがゆえに3本買っていたのかと思います。
しかし、お酒でも近所のディスカウント店で安く手に入る様になりました。
おかげで重たい目をしながら買ってくることすら考えなくなりました。
海外旅行も回数を重ねる人が現れた時に次は何をしにいくのかが
一番興味のあることです。人と違った旅行をするなど、テレビの見過ぎでしょうか?。
色々なタイプの旅行があるもんだと思います。
自分が楽しめる旅行も増えてきたと思いますが、
お土産を買うことは別世界の事でやっぱり好きなんだと思います。
同じ物を何十個と買うのはやめられないことです。
私の認識不足だったのかもしれません。
外国の方は休日が多く、遊びに行くときはバカンスみたいに長期の休みを
とっている人たちばかりとだと思っていました。
やはり外国と言っても色々な国がありますからね。
一緒に考えている自分が変なんだと思いました。そうですか、
米国の方が休みが少ないとは知りませんでした。】


■日本の物価について■
出張した時は経費扱いだった為あまり意識しなかったが、自分のお金を使うとなると
お金の節約方法をいろいろ考えるだろう。車に乗っていてあちこちでお金を
払わなければいけないのには驚いた。
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彼が日本に行った時は会社の日本人が同行していたので、食事やホテル代などの
雑費は支払っていません。
もし自分で観光などしたらさぞやびっくりすることでしょう。
またアメリカはカードが主流で現金をあまり持ち歩きません。
何でもカードで決済するアメリカ人としては、このあたりも不便と思うことでしょう。

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【あっ、はい。その様には認識しています。
私たちの感覚ではカードが使える=高いって感じもありますね。
ここまでお金がかかったのならカードですが、これ以下なら現金で済まそうと
自分なりの線引きもあります。
カードを持っていれば現金を持ち歩かないと思う人っているのかと思います。
市場では使えるような環境になりつつもありますが、
自分たちがその様な気持ちがなかなかもてないこともあるでしょうと思います。
不便ですか?私は現金を持って歩かないと心配なんですけど・・】

■デパートの地下食品売り場■
(デパ地下の様子を説明した後で)行ったことがないから想像できないけど、
タダでいろんなものが食べられるのはいいね。
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この辺は現実を見てもらわんとだめですね。

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【以前、テレビ番組でやっていましたが、どれだけ根性?厚顔?が
できるかと言う番組でしたが、それこそ「これは試食ですか?」と聞いて、
そうですと答えられたら、どれくらい食べても問題はないと思います。
ある部分で外人さんなんだからと許容する部分もあるかもしれませんね。
ただ、無料でなんでも食べられる場所であるとの認識を持ってもらっては困るのですが、
色々な国の料理が食べられるし、買うことができると言うことを、
きちんと説明してからお連れした方がいいと思いました。
なんか表現方法を間違えるとえらい恥ずかしい思いをしそうですね。】

■スーパーのパック包装■
アメリカのスーパーでもパックや袋で売っているから…まとめて買うからいいんじゃない?
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アメリカのスーパーでは、量り売りでも袋詰・パック包装でも選択できるシステムです。
アメリカの食料品はとにかく量の多さで安さをアピールするようで、
みんなカート一杯に肉や野菜や冷凍食品、おかしやジュースを買って帰ります。
食べる量が多いのと買いだめをして節約に心がける、両方がその理由でしょうか。
結局いろいろな人種民族の集まりですから、あらゆるニーズに対応しているのだと
思いますね。もちろんバナナ1本だって買えますし、
5個$1で売っている特売品を1個買っても、ちゃんと20セントにしてくれます。
大量消費に麻痺しているところもあり、
「そうじゃないだろ!」と言いたくなることもありますが、とにかく合理的ではありますね。

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【日本にも外国からの出店が始まりましたから、現実に見に行かれた方も
いらっしゃると思いますし、海外旅行に行きスーパー等で買い物をした方も
いらっしゃるでしょう。
この包装等に関することは、どこまでいっても歩み寄れる事はないと思います。
スーパー等の小売店の存続価値はなんだと言えば
「冷蔵庫変わり」が一番のポイントです。
つまり、いかに少ない量を商品として成り立たせるかにかかっているのかと思います。
色々な部分でこれから本当の意味で販売も国際化を図られていく事でしょうと
思いますが、個食・小食(こしょく)パックを代表する様な販売の仕組みは
当分続くでしょうね。販売店でも包装経費がずいぶんとかかっていますが、
物を販売する以上必要悪みたいな感じになっています。
バナナも最初から1本で売られているお店もありますが、
5本100円なら1本30円ですね。わり算では買えません】

■コンビニ■(うまく説明できなかったのでパス。)
コラムにある通り、日本のコンビニは大手商社が海外から輸入したものですから、
当然セブン・イレブンやサークルKなどが存在しています。
ただ、アメリカではスタンドと一体で(最近は日本でも主流になりつつありますね)
運営されています。
しかし内容は日本のコンビニとは異なって、何でもござれとはいきません。
この様に頭ではわかっているのですが、セブンイレブンに行くとおでんや肉まんを
つい探してしまいます。
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【なら、コンビニも日本の文化として宣伝できますね。いい悪いは別にして・・】

■リサイクル■(これもパス。)
いろいろ活動を行っているみたいですが、どうも「建前」的考え方が見えてきてしまいます。いくらリサイクル紙だからって、そんなに使うことないだろうにと言いたいです。
ファーストフード店でテイクアウトする時に持ってく紙ナプキンの量、
何とかしてほしいんだが…
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【米国では紙ナプキンの量が多いのでしょうか?少ないのでしょうか?
その話は別にして、地方自治体ががんばっていると言いましょうか?
場所によって、こんなにも仕分けが違うのかと思います。
日本人でさえ、郷に入らば郷に従えみたいな話で訳がわからなくなると思います。
できる自治体から取り組め式ですから、当地はこの様になっていますとちゃんと
説明した方がいいですね。
ごみ問題やリサイクル問題で試行錯誤している状態ですから、
まず自分たちがしっかりとしたいと思います】

■日本で食べたもの(出張時食わされたもの)■
おいしいと感じたもの:すし、ラーメン、やきとり、豆腐(但し醤油たっぷり)
まずいと感じたもの:わかめ、うめぼし、ホテルで飲んだ水
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デトロイトには日本食レストランが多く、たまに一緒に食いに行ったりするせいか、
こやつは割りと日本のものはOKです。納豆も食べます。
一般的に海藻類は食べないです。
飲み屋で三杯酢を頼んでも上に乗っている海老だけ食べて終わり。
味が濃いものでないと印象に残らないようだ…
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【納豆を食べられることが日本人みたいな感覚もありますが、
後、塩からとか梅干しですね。
外人さんに嫌がらせしているわけではないが、
日本固有の食べ物でもあると思っているし、
これを食べられたらなんでも食べられそうだとも思ってしまいます。
そうでしたか、ラーメンや豆腐も美味しいと思われるのですね。
醤油は各自でかけますからいいのですが、
たっぷりかけている姿を見ていると心配にもなりますね。
ついつい、そんなにかけなくてもいいんだよ言いたくなる】

■チップ■(清算してないのでパス)
アメリカ人は基本的に「けち」なので、チップを払わないで良いと言われれても別に
何の反応もありません。
アメリカ人でもビジネスホテルの様なところではチップは払いません。

・むしろイギリスの方がチップの渡し方が難しい。
例えばレストランで、アメリカではテーブルの上に置いていくのが一般的ですが、
イギリスは担当の人に手渡ししなければならない。
テーブルの上に置いた場合は、店にあげたことになる。
アメリカはチップも給料の一部として計算されるが、イギリスでは基本的にチップは
「臨時収入」扱い。まさにチップです。

・日本人はチップをあげすぎる。
アメリカの場合、レストランなどは昼と夜で相場が違うようです。
昼は飲食代の10%程度、夜は15%〜20%。但し飲み物はチップ対象金額から
除外しているようです。日本人は大体飲み物も入れた上で20%、
さらに端数切り上げなんていう人もいる。

・チップもサービスの内容で上下する。
聞いた話ですが、あまりひどいサービスを受けた場合、
二度と来ないという意味を込めてペニー(1セント)コインを裏返しにして
何も言わずに帰るという技があるそうですが…
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【こんな書き方をすると失礼な感じもしますが、勤勉日本人と自負する人がいて、
外国では暗算が出来ない人が多く、紙に書くとか計算機を用いて計算している様に
聞いていました。
しかし、朝晩でチップの利率を変えたり、飲み物を抜くとはそんなに計算できるのかと
自分が心配になりましたσ(^◇^;)。
それこそ先輩に習えみたいに行った人に20%払えと言われたら、
何も考えずに払っていると思います。
では、海外でも行く先々によってはチップの事も勉強せねばと思いました。
逆に日本にいらっしゃったときには払わなくていいよと言う方が
覚えなくてもいいわけですから簡単ですね。】

■自動販売機■
いろいろな種類の自動販売機があって、また街中が自動販売機だらけだった。
店の前に自動販売機があるのはちょっと不思議。人のいない所に使えば便利だ。

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アメリカでもハイウェイのレストエリヤやホテルの中などに良く置かれている。
ジュースや水、コーヒーやアイスクリーム、お菓子など。企業の休憩室には軽食を
販売する自販機もある。
ただ、量の多さにはびっくりしたようです。
壊すのはやはり治安の問題とアメリカ人は結構「いらち(すぐにイライラする人)」なので、
ちょっともたついたりするとぶったたくそうです。
工場の設備でもよく非常停止ボタンが壊れたり紛失したりしていますが、
機械の調子が悪い時腹いせの対象になるんだそうです。
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【日本の発想とは逆だと思います。
人がいるから自販機を置きたくなるし、二毛作の様に営業時間外なら
自販機が活躍してくれると思っています。
でも、そんなにいらつかれたら困るので、日本においでの時は私が買って差し上げます。
出てこないと言って叩かれたら恥ずかしい思いをしそうです。私】

馬さんのコラムを通じて一番強く感じたのは、日本人がもっと日本のことを
勉強しなきゃということですね。
また我々の文化なんだから、もっと自信を持って自分から世界に向かって
PRしなきゃならないとも思います。
アメリカ映画に出てくる日本のイメージ、我々が主張してきたものなんて
あの程度しか伝わっていないのですから。

【毎週日曜日に放映される「うるるん」を楽しみに見ていますが、
偏狭な地は別にしても、日本の味や文化を教えるときに自分の知識が
いかにあやういものだと教えられることがあります。
日本にいれば灯台元暗しの様に何も感じる事はないと思いますが、
外国で日本を紹介したり、外国からのお客さんをお迎えしたりする場合には
日本のことをもっと知ろうと思う自分は変なんでしょうか?
まぁ国内の話であれば、私ほど名古屋の味に誇りを持って、
うるさい人もいないでしょうと少し自慢できるのですけどね・・・
みんな自慢しようよ日本の文化(笑)】


今回、長文にて「逆引き日本」の感想及び応援のメールを頂きました(笑)、
とっちゃんには感謝しつつ・・









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