184 生きる食べ物・死ぬ食べ物

日本が食料輸入大国で先進国の中では一番下だとか、
自給率が何%しかないのは問題ではないのかと、
色々な所でその様な話を見かける事も多くなりました。
私は別に疑っているわけではありませんが、
実感としてなかなかわからない部分もあります。
普段生活している上で考える様な事もないし、
あれもこれも輸入される様になったのかとか、
輸入品だからと言っていいとか悪いと言う人も減ってきたなぁと思っていました。

自分のやっている事は何だろうと、ふと思うこともありますが、
商売をしている上でロスは避けて通れない部分があるのです。
ロスは必要悪とでもいいましょうか、なくすことはできないが注意をする事によって
少なくもなるし多くもなります。
ロスとうまく付き合っていく事は仕方がないことだと思います。
具体的な数値は書けませんが、例えばお店に100尾の魚が入荷したとします。
全部売れれば問題はないのですが、そうばっかりは言ってられない部分もあるのです。
仮に10尾売ることが出来ず捨てられればロス率は1割でしょう。
この魚だけ見ていれば恐ろしい数字なんですが、鮮魚部門として考えるのであれば、
%にも出ないような数字です。
つまり品切れする事は許される事ではないからと、
少し多めに仕入れて残れば捨てられます。
これがロス率の許容範囲ならいいでしょうと言う話です。
月間で100万円なら1万円、1千万なら10万円と・・・・
10万円分の魚ってどれくらいか想像できるでしょうか?
現実に目の前に並べられたら相当な量だと思いますよ。
お店の人もロスをいかに少なくするかと一生懸命だと思うのです。
それは何の業種の人でもそうでしょう。
ただ、一生懸命やってもやっても出るのがロスですからね。
最後にはなんともならずロスが許容範囲ならいいでしょうとの事になるのです。

食品販売系は売れないと価格を下げてでも売ろうとしていますから、
少しはかわいいのかなぁと思いますが、外食系でも特にファーストフード系は
価格を維持するために夕方の安売りなんか聞いたことがないでしょう。
閉店後には全部捨ててしまう企業もあります。
もちろんこれらもロス率として計上されている事ですから、
結果からすれば食品系の方が金額は大きいのかもしれません。
これは食品系は原価率が高いのですが、
ファーストフード等は売価は高くともそれに占める原価は
そんなに高いものではないと思うからです。

いずれにせよ、ロス率の名のもとに多くの食べ物が捨てられている事は事実です。
だからどうしたと言われても困るのですが、生産している国がどこかとか
自国の生産量をもっと確保するんだの話よりも、
本当はもっと少ない量で食べ物はいいんじゃないかとも思います。
資本主義・経済行為ですから致し方ない部分もあると思うのですが、
まず、自分の家庭からは食べ物を粗末にしないと心がけるだけでも違うと思うのです。
1ヶ月に食費を5千円でとか1万円でとか極端に考えなくてもいいが、
今の食費より1割でも2割でも落として何か食生活に不憫を感じるのでしょうかと
思います。
毎日100円削って月に3千円です。
これで多少は不自由も感じるかと思いますが、結果として捨てる物が少しでも減れば、
この様な事に貢献していることにも繋がります。
そのためにはもう少し学んでもらわないとできない事もあるでしょう。
一挙両得と考えるよりも人間として一汁一菜的な生活もいいですよ







Copyright(C).K.Miyuki. All Rights Reserved