183 平均単価

ねぎが1把10円 キャベツも1玉10円と販売しているお店があります。
いつもではありませんが、この様な商品が多く並んでいるお店です。
では、このお店は損をしているのでしょうか?そこまでのことはわかりませんが
この様な話もあると言う事でしょうか・・・

作物と言うのは出荷の段階で非情に厳しい選別があります。
品質で分けて、大きさで分けてと全部の合計では10段階をも越えるくらいです。
ねぎやキャベツは比較的少ない選別だとは思いますが、
きゅうりやなすなどは多い方だと思います。
同じ作物で味はそんなに変わらないと思ってみても形状だけで選別しています。
もちろん一番上と下では柔らかさが違うとか、味わいも変わるといいますが、
野菜ならそんなに変わる事はないでしょう。

これらの作物に値段を付ける場合は、買う方にしてみれば当然ランクの上の物が高く、
下にいくほど安くなることは当然です。
つまり段階によって値段が少しづつ違うのですから、
下の商品があるので上の商品が高くなる部分もあるのです。
これが1つしかなかったら基準がないですから、この値段にと決まってしまいます。
今日は相場が上がったから売価的にはこれくらいの物を仕入れないと
だめかなと思うこともあるでしょう。
その場合にランクを上げたり下げたりとしているのですね。

先日も掲示板にありましたが、二束三文(にそくさんもん)とは
懐かしい言葉だと思いましたが、上のランクの価格が安いと下のランクは
どうなっちゃうのでしょうか
ここにねぎが10円みたいな事が起きる理由もあるのです。

しかし、この事は買う側の理由であって、栽培・出荷している農家さんからすれば、
平均単価の方が問題になるのです。
畑を丸ごと売るのですから、高く買ってくれる物もあれば安く買ってくれる物も
あっていいでしょう。
でも、全部でいくらになるのかが問題なのです。
栽培経費や出荷経費を下回ってしまっては赤字になります。

販売店で自分が栽培した物を1つ1ついくらで売っている等を言われませんよ。
ただ、気持ち的にはいい物はいいと評価はして欲しいとは思っています。
せっかく、選果基準をきびしくやっているのですから、
それに対する評価はもっとまじめにやって欲しいと農家さんは言われます。
食べる我々はあまり知らないような事柄だと思いますが、
選果基準って相当厳しいことをしていると思うし、
それで価格がすべて違うことくらいは知って欲しいと思います。

だいたい素人の方が畑に行って、味が一緒なのになんで
そんなに仕分ける必要があるのでしょうと言われる方がいらっしゃいます。
でも、これが現実なんだと言うことも見て、体験して欲しいとも思います。







Copyright(C).K.Miyuki. All Rights Reserved