178 お店のレイアウト

子どもの授業カリキュラムで小学校4年生くらいになると、
地域の事やスーパー等の販売店を勉強する事があります。
参考書等もあるくらいですから、多義に渡って見ているものだと感心してしまいます。
すべての方がその年代の子どもがいるとは思えませんから、
少し私なりに書きたいと思います。

お店の入り口は敷地の関係上、右か左かに別れますが入り口と出口が
一緒ということもないです。
*余談ですが古本屋さんは北向きが多いそうです。
本が日焼けしないようにと考えられているため*

入り口から野菜か果物で始まります。どちらかと言えば果物の方が多いでしょう。
今や明確に旬を表現できるのは果物しかないからでしょう。
色合いも黄色・赤と鮮やかな果物が多く、明るい気分を演出できることと
華やかな感じがするからでしょう。
旬の商品やお店が多く売りたい商品等は通路の真ん中や
平台(ひらだい:平らな台ですが、電気が流れていなく非冷になったケース)や
島台(しまだい:島が点在するがごとくぽつんぽつんと並んだケース)に
陳列されています。
土物(たまねぎ・馬鈴薯等)や水物(茹で竹の子・水煮製品等)で締めくくります。

通路を歩いていくと右か左に曲がりますが、曲がった場所は魚か肉ですが、
最初のカーブは圧倒的に魚が多いです。
これも入り口の果物と同じ感覚で魚、特に鮮魚やお刺身等で
旬をアピールしたりお刺身の切り口で鮮度感を演出させるためです。
青果売場からまっすぐ歩いていってちょうど正面がこのコーナーにあたります。
次に精肉コーナーに入るのですが、その店が一番力を入れている商品から始まります。
牛肉・豚肉・鶏肉・加工肉の順番でしょう。これが第2カーブです。

それから第3カーブ出口にむかってバター・マーガリン等の冷やして売る製品、
牛乳等のパック飲料になります。
その反対側にパン等(パンはつぶれやすいので買い物の最後の方にしてもらいたい)が
並んでいます。
冷凍食品やアイスクリーム溶けやすい理由からでしょう。
レジから遠く離れた場所にはありません。
お米等も重い物ですからレジ近辺に並んでいます。

花が販売されていれば果物の近くやレジ横や後方販売が多いですね。
オープンケース(商品を並べる冷たいケースで、冷蔵庫の扉を外した感じから
名付けられている)が店舗壁面を取り囲み、
中央にゴンドラケース(非冷ケース)が多く並んでいます。ゴンドラケースの端に、
お値打ち品や広告商品がならんでいますが、この場所がエンドと呼ばれています。
これらの専門用語もたまに店員さんが喋っているのを聞いたことがあると思いますが、
お店ではこの様に呼んでいます。

もちろん世の中には多くのお店がありますから、色々な陳列パターンがあります。
しかし、ほとんどのお店がこの様に並んでいると思います。
この陳列順を変えているとお客様が色々なお店を回ってこられた後なら、
とても買いづらく感じるからでしょう。

以前、以前と言っても創業当時ですか少しの間だけ入り口が精肉の時代がありました。
料理を決める時はまずメイン商品から決めて、
例えば今日は魚にしようか肉にしようかと、それから合わせる材料を買うようにと
考えていました。
だから野菜が店舗の一番奥にありました。食の上からでは非情に説得力があるように
感じますが、多くのお店と逆になっていることや季節感がお店の正面にでないとの
理由から変更になった経緯があります。
1年間を通して考えると季節を感じられる商品が多いことや販売量が多いときには
店頭にも並べられる青果物が店の入り口に並ぶことは当たり前になっています。
やはり商売ですが、原理原則というものは存在します。







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