156 中国産ねぎ

中国から「白ねぎ」が輸入されていることを知っている人も多くなりましたね。
ある市場(小売店の人が仕入れに行く場所)での話がおもしろかったので書きます。
市場の片隅にうずたかく積まれた白ねぎがありました。
お店の人はいつも国産(大分・鳥取産)を販売しているのですが、
ねぎの担当者に中国産はおいしいのかと聞いたら、食べたことがないというのです。
配達している人にも聞いたのですが、
そのまわりにいる人は誰も食べた人がいないのです。
もう、何年も前から輸入されているし、最近では輸入量も大幅に増えているのにです。
しかし、大手スーパーでは定番(いつも販売している)になりつつあるし、
消費者の認知度もあると言うのです。
認知度があるのに、どうして自分たちは食べないのかと聞くと理由は簡単です。
5キロ入った白ねぎが1000円くらいで仕入れられる時に
中国産なら600円くらいです。
国産品を1把100円から150円くらいで販売していると、
それで十分だとの理由なんです。
販売価格差で100円を切ってまで販売する価値がどこにあるのでしょう。
国産の白ねぎが200円前後まで価格が上がった場合には、
「高いなあ」と感じられるので、150円近辺で中国産が販売できるのかと思います。
この様な時には「安い白ねぎ」としての価値がある。
こんな感じなんだそうです。

日本から種も運んでいって栽培されているので、
食べてみると違いなんかほとんどわからないでしょう。
ただ、人件費が安い、広大な土地で作っている。
施設にお金をかけない等の理由で安いだけなんです。
もちろん日本市場の動向をチェックしながらですから、いい物を作っています。
比較的白ねぎの差はわかりにくいので、
国産の白ねぎが暴騰しないかぎり根付く事はないのではと見ています。
同じ様に中国産のしいたけの場合は、あきらかに価格差がありすぎます。
かさの厚いどんこタイプでこの大きさなら、
国産の何分の一で買えるという感覚でしょう。
しいたけの場合はどんどんと販売も中国産に変わりつつありますね。
産地がどこかと言うことより、
流通するかしないかの問題は意識の問題が一番大きいのかと思います。









Copyright(C).K.Miyuki. All Rights Reserved