115 不親切でごめんなさい

芋ういろのレシピを書き上げましたが、誰を対象にしていたのでしょうか?
名古屋人にしてみれば、どこのお店に行っても結構簡単に手に入る
商品なんです。
だから、名産なのかもしれませんが・・
だから、コツというか、こんな感じで作っていますと書けば、
食べた事がある人でしたら理解できると思っています。

ただ、ここはネットの世界ですから、遠くは外国よりアクセスがあると思うのです
外人さんから教えてくれと言われましても、ちょっと無理があるのですが、、
食べたこともない、ましてや見たこともなければ説明のしようがないのです。
私の表現したいことは、まず、肝心な名古屋人が自分たちの食文化や
郷土料理として、きちんと考え、把握して欲しいことです。
食べたことがあるなし、料理をしたことがあるなしでは説明の仕方が
かわってくるのが当たり前だと思っています。

今まででもコラムに書き続けたことは、料理は基本をしっかりと体験した上で、
自分の舌で覚え作っていく物だと思っています。
煮物なら食材をどの様な順番に入れるといいか、下ごしらえは、
味付けするタイミングは等です。
これが、我が家の味となり母から子へと受け継がれる物だと思います。
少し、考え方が古くさいのでしょうか?

お金を出せば、料理の本も買えるし料理教室にも通えます。
ネットではレシピ検索をかければ、色々な調理方法も紹介されています。
でも、ここ「名古屋の味」の本当のねらいは「我が家の味」とは何かを
考えて欲しいだけかもしれません。

この消費社会に生まれて、お金を稼がないと生活できなくなる環境が人々を
忙しくしているのでしょうか
将来に対する不安もあるのでしょう。名古屋は貯蓄額でも堅実な所だと思います。
名古屋の結婚式は派手だと、よく言われますが、
今では郡部に残る風習のようになりました。
他地方から見れば、まだまだだと思われるかもしれませんが、、
お金がなくて貧乏でも、家族が楽しく暮らせればいいと言う家も減ってきたでしょう
あるのは時間だけという時代には、いかに安く、美味しく作るのかと家族で
協力しつつ暮らしてきたのかと思います。

今では、いつか子どもに教えようと思っていても、両親が働き子どもは学校、
子どもが学校を卒業すれば、今度は社会に出て働きます。
働きだしたら料理をする時間もないほど忙殺されます。
息抜きに遊んだりするのが関の山なんでしょうか

では、料理はいつ覚えればいいのでしょう。疲れ果てた子どもの顔をみれば、
親として何かを作って上げたくもなり、いつまでたっても台所の世代交代が
はかどりません。
子どものためにとは言えませんが30年以上でも台所に立ち続け子どもを
食べさせている親もいます。

少し、話がそれてしまいましたが、「名古屋の味」レシピでは、まずシンプルな事。
簡単な事。それから作ってもらってから考えることを基本としています。
オリジナルとかけ離れてしまっても全然問題ないのです。
どこの家庭でも名古屋食を作ります。ただ、微妙な味付け等は各家庭によって
違うと思うのです。
同じ材料を渡しても同じ味が作れないように皆さんよく考えられていると思います。
今や料理づくりは好奇心なんでしょうか
生活していく上でどうしても必要だと思われる料理もなくなってきました。
名古屋、名古屋と書いていますが、もうすでに本物の味を求めようと思えば
外食に頼らざるを得ない状況です。
家では、調理が簡単なインスタント食品があふれかえっています。
いくら、どんな優しいレシピを書いて、手取足取り教えても学ぶ人が、
調理する人がその気にならなければ何事も始まらないと思っています。
レシピが親切、親切じゃないと問う前にやる気をだして、やってみてください。
それでもなんともならないようでしたら、もっと詳しく書くよう考えます。
ただ、私も親に教えてもらいましたが、素材の組み合わせと手順さえわかれば、
まず作ってみることだね。それで失敗したら、学べばいいと教えてもらいました。









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