110 赤いたまご 白いたまご

知識番組の様なコーナーでやっていた卵の話なのですが、
クイズ形式で色々な角度から卵を考えるような番組でした。

一例を出すと、赤い卵と白い卵が1個づつ机の上に並べてあり、
どう違うのでしょう?という問題でした。
回答者は手に取りながら赤い卵の方が栄養があるとか高級ですなど

まあ、そんな答え方もあるのかと思い楽しく見ていました。
そうですね。昔から赤い卵の方が栄養が高いと思われていたようです。
養鶏場の方が出てきて、正解は鶏の種類が違うのです。
と言われたときに、ふっと頭に浮かんだことは卵を一生懸命見ていても
その様な回答がでないのに、どうして卵を眺めていたのだろうと思いました。
白い卵は外国から来た白い羽の鶏が産んで、
赤というか茶色の羽をした日本古来の鶏が産むと赤い卵です。
栄養価などはほとんど変わらず、どうも生産性で価格が違う様です。

卵屋さんに聞くと、長く飼う人で500日齢(約1年半)くらいでしょうか
あまり長く飼うと卵の質が段々と下がってしまうので、
(ほとんど毎日のように卵を産んでいたのが少なくなったり、
殻が薄くなったりします)
仮に1年くらいにすると
白い鶏は卵を250個から300個産みます。だいたい7~8割くらいでしょうか
それが、赤い鶏になるとそこから1割ほど減るのです。
同じ量の餌を食べて1割も減っては当然価格にも反映されます。
これが一番の要因でしょう。

少し、不思議に思ったのは、たった1割の違いなのに店頭では1割以上の
価格差があるのはどうしてでしょう?
卵は昔から物価の優等生と言うくらい安い世界なので、
この価格差を使って白い卵を下げていることもあるのです。
だからその分を赤い卵が補填している事もあります。
ようは赤い卵を高く売って、白い卵の損を穴埋めするような感覚です。

以前にも書きましたが、特殊卵と呼ばれる卵も不思議な物がありますが、
私個人としてはどしても好きになれない部分があります。
自然平飼等昔ながらの飼い方をしている卵ならいいのですが、
あまりにも非効率的な生産方法で飼われた卵は価値以上に価格が
高くなってしまいます。

*ウインドレスゲージ(工場が建っているようで窓が1つもありません。
鶏だけに来る虫がいるのですが、それを防ぐために窓を設けないようにしている)
では、1棟で何千羽と飼われていますが、
産んだ卵は前に転がりベルトコンベアーで運びます。
係りの人は二人で流れてくる卵をどんどんと箱に詰めていきます。
かたや、平飼いの場合は考えたとおりに拾って歩かなければなりません。
ここの時点ですでにコストがあまりにも違いすぎます
同じ土地に鶏舎を建てたとすると平飼い1に対してゲージ飼いでは
100くらいでしょうか*********

ましてや栄養素表示をするような卵は餌に混ぜて卵に蓄積させて
食べているようなものです。
人間がストレートに吸収すれば、もっと安く栄養分は摂取できるのにと思います。
有精卵でも、温めるとひよこになると言う人がいますが、
基本的には無理だと思って下さい。

*ひよこにする業者がありますが、鶏は卵を産んだら温めながら足でころころと
回転させています。卵を人工的に温める「孵卵機」(ふらんき)がありますが、
同じ様な構造になっています。

そうそう、最近わかった事なんですが、私が子どもの頃に「たまご」を「卵」と
書きました。
で「玉子」と書くと、これは「たまこ」で間違っていると言われたと思います。
今では「玉子」でも「卵」でもいいみたいですね。
でも、にわとりのたまごを「鶏卵」(けいらん)と呼びますけど









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