88 正 食

特に農作物の「有機」「無農薬」「自然農法」等は多くの情報が入ってきますが、
今回は食べる側から食を考える「正食」を取り上げてみたいと思います。

「正食」や「マクロビオティック」等、多くの出版物もありますから
目に触れたことのある方も多いと思います。
簡単に説明すると下記のようになります。

「正食」について

1.「正食」ってなに?
現代では、日本中世界中にいろいろな食事の仕方があります。
どんな食事が、望ましいか望ましくないかは個人の嗜好や体質によっても
異なります。
「正食」では、世界一長寿の日本人が昔から食べ続けてきた食事が、
私たち日本人に、はたまた世界中の人々にも適しているのではないかと
考えています。

「正食」は、日本に古くから伝わる食養生と東洋の深い知恵「易」の原理を柱に、
桜沢如一氏が「無双原理」として確立し世界に広めた新しい生活法です。
 「マクロビオティック」という言葉も同じ意味で使われています。

2. ふつうの食事となにが違う?
今の一般的な食事と異なるところは、次の5つの点です。

●ちまたでは、野菜のハウス栽培や輸入フルーツが出回っています。
 「正食」では、その土地でとれる旬の食物を食べることが、
 その土地と季節にあった健康な体をつくる(身土不二)、ということで、
 これらのものは、できるだけ使いません。

●正食では、ご飯は玄米、野菜はできるだけ皮ごと、
 魚は頭から尾まで丸ごといただくようにしています(一物全体)。
 動植物の全体をひとつの命として大事にいただきます。

●ふつうの家庭ではおそらく、夕食の献立を考えるとき、
 肉・魚といった動物性タンパク質を主菜として考えます。
 正食では、穀物と野菜を中心とした食事によって日本人は健康を
 保ってきたことから、これらはハレの日のごちそうとして、
 食事全体の1〜2割程度を目安としています。 (穀物菜食)

●陰陽の調和の考え方を、正食の物差しとして、様々な物事、生活、食事を
 かんがえます。
 陰は拡散していく遠心的なエネルギー、
 陽は収縮していく求心的なエネルギーです。
 人間は、陰陽の組み合わせによって、中庸を保つようにすると体調が
 整っていきます。

3.正食をとると、どんないいことがある?
 旬の野菜は、他の季節に収穫される野菜より、ビタミン、ミネラルが豊富です。
 また、野菜ををまるごと食べることにより、食物繊維を豊富に摂取できます。
 野菜の皮や魚肉類の皮、内臓、骨には、ビタミン、ミネラルが豊富なので
 大切にいただきたいものです。

 ガンを含む生活習慣病を予防したり、また、これらの疾病の治療食として
 用いることができます。
 欧米では、マクロビオティックを対象とした疫学的研究も数々発表されています。
 このような食生活では、食費もかからず、ゴミも少なく、からだにも良いと
 いいことずくめです。








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