67 おいしさの不思議

産地直送・朝取り・もぎたて・・・店頭には色々な言葉が並んでいますが、
みんなおいしそうなイメージが浮かびます。
でも一番なのは自分たちで収穫した物を食べることでしょうか

例えば、さくらんぼ刈りにお邪魔した時のことです。
暑い時期に山の中を延々と歩き回りますが、
なぜか園の奥の方がおいしく感じられる様で、
大勢の人で行くと決まって一番奥に人気があります。
園の入り口付近は人気がないようです。

採る物の基準と言えばやっぱり大きくて、きれいで、色づきのいい物になります。
袋をもらえばいっぱいになるまではやめる気がしません。
更にもう食べられないというくらい食べます。
これで元が取れたのか取れないのかが焦点になるみたいです。

この様に汗をたっぷりかいた後で、食べると大変おいしいのです。
「自分で収穫した」と言うプロセスが加わるのでその様に感じるのでしょう。
でもよくよく考えてみると、家に帰って食べたときには園地で食べた時と比べて
「おいしさの感動」がありません。
へたをすると近所で買ってきた方がおいしかったりします。
コンディション等もありますから、体が欲しているときに食べるのと、
何気なく食べているときではおいしいと感じる基準がどうも上下するようです。

最高に味がのっているときは、いつ食べてもおいしいが、
おいしさの感動という点ではやっぱり体が欲しがっているときの方が強く感じます。
当たり前の話なのですが、本当の意味でこのことをわかっている人も
少ないと思います。
究極的においしいものが食べたいと思ったら、この様な催し物には参加して
思いっきり体を使って、走り回りながら収穫する事だと思います。
汗もかくわ、お腹もすくわ
これくらいすると本当に「死ぬほどおいしいです」
このことをよく知っているのは子供たちではないのでしょうか









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