66 農薬のイメージ

減農薬がいいのか、無農薬なんだけど時として農薬を使う方がいいのか?
7月から「有機野菜」の表示が厳しくなり、やっと本物が手にはいるような情勢です。

有機野菜やオーガニック野菜は偽物がなくなり、偽ると罰則規定まであるので、
表示のあるのもは相当すごい商品なのです。
そのかわり訳の分からない「減農薬野菜」という物がどんどんと増えそうです。
こちらは罰則規定がありませんから、何を根拠にして表示するのかは
わかっていません。ただ隣の畑に比べてどうなのかという違いです。
農薬を10回使うところがあれば5回にすると減農薬です。

なら、濃度はどのようになっているのでしょう。
半分の回数にして強力なのを使用するほうが恐いし、いつ行ったのかとか、
意地悪な目で見ていけば、色々と疑問は残ります。
出荷間際に行っている方がよっぽど恐いと思います。

以前コラムにも書きましたが、情報が入りやすくなることは賛成です。
しかし、この事にどれくらいの意味があるのでしょう。
有機野菜をめざして栽培すると、1回でも農薬を使用すると認定は
だめになります。全滅覚悟で行わないことにはできないと思います。

こんな事を書いてもいいのかわかりませんが、ドーピング検査の様な物です。
きっと引っかからないような事を考える人も現れると思います。
今回はあわせて遺伝子組み替え商品も品目別に選定されました。
ただ、今は育成中の作物ですが、まだ選定されていなければ表示義務からは
はずれます。この様な作物がどんどんと増えるのかもしれませんね。
私たちにはわからない世界ですから、疑ったらきりがありません。

そもそも農薬とはなぜ存在するのか?
どんどん減る生産人口。老齢化・慢性的な人手不足に農薬等が
一手間かっている事も事実です。
年間を通して供給される生産物。高温多湿な日本の環境。
どれをとっても必要悪のような環境です。
家庭菜園程度と食料供給を同じ土俵で考えていると間違いがおこります。

農薬がすべて悪いような報道をされると消費者はすべてよくないと思いがちです。
実際に農薬禁止にしたらどうなるのでしょう。
その場合年間を通じて手に入った物が、突然消えてなくなります。
旬を感じられるようになるのでその部分はいいことだと思いますが、
おかしな話で、お好み焼きやさんやたこやきなどはシーズン開店になり、
年間を通しては食べられなくなる可能性も出てきます。
本当にこの様な事がおきてもいいのでしょうか?私にはわかりません。

食べる人に私は考えて欲しいのですが、作物が一番安くなる瞬間があります。
店頭に大量に並んでいるときです。
この時期は比較的農薬の問題はないと思います。
旬の作物を食べることが一番かしこい選択だと思います。
人間でも長く雨が続いたり、温度が高いとか低いとか気象環境が変化すると
嫌なものですが、植物にとっても病気になったり成長が遅れてきます。
この様な場合に病気保護の名目で農薬等が使用されます。

市場的には品薄状態になりますから、当然単価も高くなります。
先ほど書きましたが、こんな理由で高くなっている時は買わないようにすれば
いいのです。
今回の書き方はあくまでも「農薬」をいかに自分の食卓に入れないように
するかを考えて書きました。

生産農家にも食料供給という仕事があります。
農薬使用についてはあるよりはない方がいいかもしれませんが、
それは消費者のおごりであって、
やむなく使用するのであれば致し方のないことです。
農作物が全滅になったり、生産意欲がわかなくなるような環境にだけは
なって欲しくないだけです。
作るのをやめられたからと言って代わりにつくりましょうかと
言うことはできないのです。
一番知りたいのは「おいしくできたよ表示」じゃないのでしょうか (*^▽^*)ゞ









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