14 どんどんなくなる品種

国光・印度・スターキング…何の品種かわかります?
今は見られなくなったりんごの品種名です。
このりんごをよく食べたなと思うだけで、年代がわかるくらい前に
なくなりました。

動物等では「レッドデータ」というのがありますが、ここまでくると
「レッド・フルーツ」でしょうね。
今では産地でも、もう木がないそうです。
みんな特徴のある味がしました。今では「ふじ」関係が全盛ですが、
当時はりんごは酸っぱい物とか、あまい物と思っていました。
ふじは糖・酸のバランスがよく、おいしいりんごです。
今後も当分の間は「ふじ」が続くようですが、今更なくなってしまった、
りんごを嘆いていても始まりません。
以前はじわりじわりとなくなっていくというパターンでしたが、
今はいきなりなくなってしまうパターンです。
(なくなった訳ではないが、手に入らなくなった)

新しい品種が出てくると、既存の品種は段々と値段を下げていき、
あげくに産地からも送られてこない状態になります。
産地も送る先を失うので、放置するか品種を切り替えてしまいます。

不思議な心理で、もう栽培をやめてしまうぞと言われれば
食べたくなり、ある時にはなんとも思っていませんでした。
どんどんと新しい品種が出るなと思っていた果物は、
やっぱりどんどんとなくなる品種を示唆しています。
もちろん野菜もあるわけですが、自分たちにはわかりにくいだけで、
多くの入れ替わりはあります。

毎年新品種が出てくる「メロン」少しづつ消えゆく「柑橘類」
世代交代のようにかわる「いちご」。
時代とともに品種交代はするのだが、その時々の「品種の味」を
味わって食べてほしいと思う。
なくなってしまってからでは食べることができないので・・







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