名古屋麺文化


 他府県の人に言われるまでもなく名古屋の麺事情って不思議だと思うけど
 これが文化なんですと言えば特徴にもなると思いました。

 これだから名古屋の麺は美味しいよと一言では表せないほど、色々な麺があり
 更に独特な麺文化を持っている事を知ってもらいたいのです。

 硬度【こうど(固さの事です)】
 めちゃめちゃ固いと評判の味噌煮込みうどん
 ほとんど生ではないのかと旅人には言われる麺ですが、店主はあっさり「慣れると癖に
 なりますよ」と言われます。
 当の名古屋人は、山本屋系では固いけど、普通のうどん屋さんで食べると、そんなに
 固くはないよと言います。
 味噌煮込みうどんにも固め系と柔らかめ系が存在するし、スーパーで売られている
 白玉うどんなどは柔らかめのソフト麺系に入ると思います。
 スーパーでの一番売れ筋ですから家では柔らかいうどん食べているんでしょう。

 名古屋名物の「きしめん」などは腰の問題よりも、いかに早く茹で上がるのかが問題の
 麺であって、うどんよりも薄く平らにすることによって熱伝導をよくし、早く提供できる
 様にと生産効率を高めた麺なんです。

 一方、茹でたてが一番美味しいと思われている麺料理を、茹でおきしながら調理しても
 大丈夫なようにと最初から麺を極太にしているのが、あんかけスパゲティの麺です。
 まぁ、喫茶店メニューのイタリアンスパゲティなんかはケチャップスパゲティを鉄板で
 提供するのが売りの様な食べ物で、これも茹でおき、ソフト麺の部類に入ると思います。

 こんな感じで、麺の腰と言うか食感と言うか、こだわる時にはこだわるけど
 全然考えていない事もあるって事は事実です。

 形状【けいじょう】と仕様【しよう】
 名古屋方面でしか手に入らない麺(名古屋ではどこでも販売されている)の代表は、
 直径2.2ミリの極太スパゲティ麺(製造は富山の某メーカーなんです)と、
 塩を使わず作られた味噌煮込み用の麺でしょう。

 詳しくは各ページに書いておきますが、2.2ミリのスパゲティ麺って、やっぱり太いと
 思われますよ。
 ただ、この太さにも理由があって、調理の仕方、提供方法、辛系のソースと美味しさの
 ラード油を使う事など、色々と理由があっての事です。

 きしめんも平らで特徴的な形をしていますが、これは結構他地方でも手に入りやすい
 麺で、各地方多くのスーパーで確認しました。
 きしめんは名古屋が本場だと言う認知度も高いと確認しました。

 味噌煮込み用の無塩麺は専用麺になりますから、うどん店全部で作られていると言う
 確認はできず、こだわりのお店が使用されていると言った感じだと思われます。
 ただ、名古屋地域では、この様な麺を食べられる店はあります。

 提言【ていげん】
 名古屋の麺ワールドを更に広げる提案があります。
 抹茶の生産量は愛知県西尾市がトップで、この愛知の特産品とも言える抹茶を使った
 麺料理を考えるといいのになと思います。

 お買い物の旅をした時、山口で食べた「瓦焼きそば」
 瓦焼きそばって何と思われるでしょうが、抹茶麺を焼きそば状態にした物です。
 瓦で焼いて提供したのが元祖らしいが、抹茶とは何も関係がなく(笑)
 ただ、抹茶麺が結構美味しかった事だけ覚えています。

 でも、これこそ名古屋が作るべき料理だと思いますね。
 名古屋の麺工業組合の皆さんがんばってください…。

 固麺あり、柔らかソフト麺あり、太い麺あり、広い麺あり、味なし麺ありと
 なんでもありありなのが名古屋の麺じゃないでしょうか…。



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