問題は味噌だれ

 味噌カツの名店「矢場とん」は相変わらずの大行列ができています
 矢場とんは味噌カツ専門店でもあるし、元祖でもあるので
 人気があると思います。
 その前に豚カツとしても専門店だから人気があると感じます。

 日本全国にも「豚カツ」の名店って数多くあると思うのです。
 違法行為か、店主に怒られるのを覚悟で地元の豚カツ専門店に、
 矢場とんでお土産に買っていった「味噌だれ」をかけて食べてみて
 下さい
 きっと同じとはいいませんが、ほとんど同じ感覚で食べられると
 思います。

 矢場とんは食べたけど、他にも味噌カツの美味しい店はない?
 って聞かれることもありますが、そもそも考え方に相違があって
 豚カツに味噌をかけて食べるのはメニューの1つであって、
 ソースで食べる事もあるし、どこでも食べられるから
 名古屋の名物だと思っています
 けっして矢場とんが名物ではなくて、味噌カツが名古屋の名物
 だと言うことです。
 まぁ、紹介している私がお店を知らないって事が
 一番問題だと思うけど…(-""-;)

 言い訳はこれくらいにして(笑)
 味噌だれは大きくわけて2種類あると思います。
 ルーツから来ている中濃ソースぐらいの粘度で「シャビシャビ系」と
 ケチャップぐらいの粘度でドロドロ系です。
 シャビシャビ系の店は数えるほどしかなく専門店でもある矢場とん
 などは、このような味噌だれをこれでもかって言うほどかけると
 言うか「浸す」感じで使われます。

 うどん屋さんや食堂・喫茶店などで味噌カツを注文すると、
 ほとんどがドロドロ系だと思ってもらっていいと思います。
   
 【シャビシャビ系】          【ドロドロ系】

 なぜ、このような違いが出るかと考えてみると
 一番の問題は「使い勝手」によるものだと想像できます。
 基礎調味料でもある味噌に色々な物を加えて味を作って
 いったりすると
 ある意味不純物が多くなり、賞味期間と言うか味の変質が
 早くなっていきます
 シャビシャビ系の味噌だれは、単純に水でのばして薄めている
 のではなく色々な隠し味と言うか、色々な原料で作られています
 矢場とんでお土産用に販売されている味噌だれは
 賞味期間1週間ほどと明記されています。

 一方、ドロドロ系で売られている市販品などは、そこまで
 賞味期間は短くありません。
 これを自分で作ったとしても調合味噌ですから比較的簡単に
 できると思います。
 あくまでも店として考えるのは「味噌カツ」はメニューの1つで
 あるから1日に出る量を考えれば、これぐらいの味噌だれが
 妥当だと考えるのでしょう。
 少ししか注文がなければ、味噌だれさえ自店で作らずに
 「業務用味噌だれ」を使用している店もあると思うからです。

 どちらがいいのかと言う問題でもなく、両方とも「味噌カツ」として
 名古屋人は認めていると思います。
 でも、やっぱりドロドロ系の味噌だれの方が、味噌味噌していると
 思います。

 味噌カツを家で食べる人ってどれだけいるのだろうと疑問に
 思うのですが、ほとんどが外食料理だと思いますし、
 家で食べるのであれば豚カツを揚げて
 「なんでも味噌」みたいな簡易味噌だれをかけて食べる方は
 「あり」と思います。
 自分で味噌だれを作ってまで食べる人は「ごく少数」と見ています。

 へたに矢場とんさんみたいにシャビシャビ系を苦労して作った
 としても汎用性が少ないと思いますから、こんなに苦労するのなら
 食べに行った方が早いと思うのが普通かもです。

 一方、ドロドロ系は市販品の使用説明書きもありますが、
 色々な用途に使えて便利だと書いてありますから、
 味噌カツだけじゃなく使用できると思います。

 まぁ、結論を書くとしたら、
 矢場とんみたいにシャビシャビ系を家で再現したいと思ったら
 お土産用の味噌だれを買って1週間で使い切るか、
 ドロドロ系なら市販品を買って
 色々な料理に使い回して味わってみることだと思います。



  


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